コスプレとホモばかりで遊んでいます。
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RENについて。







アクセルとブレーキに両足乗せながら生きている私のような人間からすると、

彼女の運転はいささか刺激的だ。



信号の手前、私がブレーキを踏むような場面において

彼女は緩やかにアクセルを踏み込む。

助手席に乗ってみてはじめてわかるのは、そこに信号なんか無かったということだ。








 





彼女の運転技術の極めて優れた部分は、決して急発進しないところだ。

実にゆっくり、

徐々に、

気付いたら速度が上がっていたというような塩梅で不快感を与えない。









どんな獣道であろうと急勾配であろうと、

まるで舗装された道を走っているかのように

彼女の穏やかさは揺るがない。









外の景色がどれだけ奇異奇怪奇天烈であろうとも、

まるで、おかしいと思うことがおかしいと思わせるほどに

彼女はひたすらまっすぐ走る。















まもなく目的地というところで、目が覚めたように気付く。


彼女は助手席に座っていた。



運転をしていたのは、私だったのだ。















彼女はただ横から

どの道をどのように進むのか

アクセルを踏む強さを、ブレーキを踏むタイミングを

そっと耳打ちしていただけだった。









車から降りた彼女が笑顔で告げてくる。

『 楽しかったです!運転お上手ですね!』













そうして、根拠の無い自身を得た私は思うのだ。


” わたし、こんなに運転上手だったんだ! ”














『 帰りも安全運転で、よろしくお願いします。』


彼女はまたひとつ、美しく微笑んだ。








 
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